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Text File  |  1993-07-08  |  24KB  |  577 lines

  1.  ┌────────────────────────────────┐
  2.  │  テキストファイルユーティリティ TXF.exe Ver. 1.43 取扱説明書   │
  3.  │                                                                │
  4.  │       All Right Reserved, Copyright 1992-1993 T.Nakatani       │
  5.  └────────────────────────────────┘
  6. ■TXFとは...
  7.  
  8.  もしあなたが文章を書いた時、右端が不揃いだったら見にくいと思うことは
  9. 無いでしょうか? そんな時、TXFの登場です。
  10.  右端をテキトーに折り返して文章を書いてしまったがどうも不揃いが気にな
  11. るが手で揃え直すのも面倒だ。そんな時、TXFは役に立ちます。
  12.  左端も数文字分空けて文章を真ん中に揃えたい。そんな時も、TXFは自動
  13. で出来ます。
  14.  書いた文章を読み返してみると、句読点が全角や半角の混じった汚い文章に
  15. なってしまった。そんな時も、TXFなら安心です。
  16.   せっかく手で揃えたのに、加筆したので文末がずれてしまった。また揃え直
  17. すのもじゃまくさい。TXFならエディタから子プロセス実行の指定などして
  18. おけば何回でも簡単実行で清書もカンタン。
  19.  他の発言を引用したアーティクル(発言文書)を清書したいが、引用部分は
  20. 清書したくない。そんな時、TXFは、本来、アーティクルの清書用に開発さ
  21. れた清書ツールですから、引用行も認識出来ます。
  22.  自分なりの個性を持ったアーティクルを書きたい。そんな時も、TXFなら
  23. 簡単カスタマイズで、自分なりの個性を作れます。
  24.  清書ツールって、文章中に制御文とか書かないといけないから、ジャマくさ
  25. いんじゃないの?・・・TXFは文章中には一切制御文を書く必要はありませ
  26. ん。誰にでも簡単に使える事を目指しています。
  27.  
  28.  毎日、発言を書くたびに、手動で右端を揃えていたアナタ。意識して句読点
  29. を全角に揃えていたアナタ。全部書いてから、1行毎に、左端にスペースを入
  30. れていたアナタ。今日からカンタン、一発清書!ってなやつですね☆
  31.  清書ツールなんて信じられないなんて言うそこのお兄さんも。一度使ってみ
  32. てくださいな。最初からバリバリ使わなくても標準的な清書はカンタンですよ。
  33.  
  34.  
  35.   現時点では、TXFの様々な機能を満載した「本家」バージョンと、TXF
  36. 本来の清書機能に的を絞って直接清書機能に関係の無い機能を削除し、サイズ
  37. を小さくした、「元祖」バージョンの2つに分かれています。実行ファイル名
  38. はどちらも同じですので、両方をダウンされた方は管理に注意してください。
  39.  
  40. (※)  MOPTERMのNIFTY-Serve専用高機能オートパイロットFAPXをお使いの
  41.     方はTXFを、FAPXのあるディレクトリかPATHの通ったディレクトリ
  42.     に置いて使って下さい。FAPXからは「本家」バージョンを使ってくだ
  43.     さい。「元祖」バージョンはFAPXでは使用出来ません。
  44.  
  45. (※)  MOPTERMのNIFTY-Serve専用高機能オートパイロットNYAN/E2 をお使いの
  46.     方はTXFを、NYAN/E2 のあるディレクトリかPATHの通ったディレクトリ
  47.     に置いて使って下さい。NYAN/E2 からは「本家」バージョンも使用できま
  48.     すが「元祖」バージョンでも結構です。
  49.  
  50. (PC-9801をお使いの方へ) 「本家」TXFはFM-TOWNS用の通信ソフト
  51.     「MOPTERM」上で動くオートパイロット「FAPX」の為の機能を
  52.     内包していますので使えない事はないのですが無駄です。「元祖」TXF
  53.     をお使いください。
  54.  
  55. ○「本家」「元祖」の見分け方
  56.  コマンドラインで
  57.  
  58. txf -?
  59.  
  60.  としてTXFを実行してみてください。ヘルプ画面が出てきますが、一番上
  61. の行に、起動されたTXFのフルパス(余りにも深いディレクトリにあったの
  62. 場合は表示しません。)とバージョンが表示されますが、バージョンの直後に
  63.  (compact)と表示してあれば、それは「元祖」バージョンです。「本家」バー
  64. ジョンにはこの表示はありません。
  65.  
  66.  
  67.  
  68. ●「TXF」の読み方
  69.  
  70.  基本的にどのような読み方をされても構いませんが、敢えて読み方を定義す
  71. るなら、「てくせふ」とお読みください。
  72.  
  73.  
  74.  
  75. ●使い方
  76.  
  77.   単体及びフィルタとしての利用が可能です。
  78.   機能は全てオプションとして指定します。
  79.  
  80. TXF [-option...]
  81.  
  82.  
  83. ●オプションスイッチ
  84.  
  85.   以下に、TXFで有効なオプションを示しますが、この中で、[]で囲まれた
  86. 物についてはスイッチ指定時にも省略可能です。全てのスイッチについて、ス
  87. イッチ自体が省略可能となっております。この時は何らかの初期値をTXF内
  88. 部で指定されます。"-i"についてはスイッチを省略してinputfile だけの指定
  89. も可能です。
  90.  
  91. @commandfile
  92.     コマンドファイルを指定します。パス付きで指定しなければ、カレントデ
  93.     ィレクトリから探します。みつからなければ異常終了します。拡張子がな
  94.     ければ".txf"を付けてファイル名と仮定します。拡張子のないファイルを
  95.     指定する時は、"filename." のようにファイル名の後にピリオドを付けて
  96.     指定してください。環境変数TXFPATH が設定されていれば、そのディレク
  97.     トリから探します。
  98.  
  99. [-i] [inputfile]
  100.     入力ファイルを指定します。省略時は標準入力。また"-i"は省略可。ワイ
  101.     ルドカードには対応していません。
  102.  
  103. -o [outputfile]
  104.     出力ファイルを指定します。省略時は標準出力。入力ファイルと同じファ
  105.     イルも指定出来ますが、ワイルドカードには対応していません。
  106.  
  107. -io wildcard
  108.     入力ファイルと出力ファイルが同じ時、これでファイル名を指定します。
  109.     ワイルドカードの指定も出来ます。出力ファイルの更新日時は入力ファイ
  110.     ルの更新日時に合わされます。バックアップファイルは処理しないように
  111.     なっているので、拡張子".BAK"のファイルは処理できません。また、拡張
  112.     子以外のファイル名が同じファイルを含むような処理においては、バック
  113.     アップファイルが重なって、バックアップファイルが出来ないファイルが
  114.     出てくる可能性があります。注意してください。
  115.  
  116. -f
  117.     文書整形を行います。デフォルトです。-nの指定を取り消す為に有ります。
  118.  
  119. -n
  120.     文書整形を行いません。-fの指定を取り消すことが出来ます。-fと-nは後
  121.     から指定した方が有効になります。
  122.  
  123. -l [max_length]
  124.     一行の最大文字数を指定します。この指定は基本的な折り返しカラム数で
  125.     は無く、禁則処理により延長された1行の最大長です。これ以降に禁則文
  126.     字があっても改行されます。-qが指定されていて、引用行と判断されてい
  127.     る行についてはこの指定は無視されます。省略時は76です。
  128.  
  129. -c [length]
  130.     センタリング。文字を真ん中に寄せます。1行に表示する文字数を指定し
  131.     ます。指定した数字が最大文字数を越えたらセンタリングは無効になりま
  132.     す。-cだけを指定して数字を省略すれば60が指定されます。マージンの指
  133.     定があればセンタリングは意味を持ちません。
  134.  
  135. -t tabsize
  136.     タブコードの長さを半角何文字分か指定します。省略されるとコンソール
  137.     と同じ8を指定されたものと仮定します。
  138.  
  139. -r
  140.     リターンコードで終わってないファイルの最後にリターンコードが付加さ
  141.     れます。
  142.  
  143. -x
  144.     -tの指定値に従ってタブコードを展開します。指定が無ければ展開しませ
  145.     ん。
  146.  
  147. -ml leftmargin , -mr rightmargin
  148.     左右のマージンを半角文字単位で指定します。センタリングよりも優先さ
  149.     れます。
  150.  
  151. -? -h
  152.     オプションが表示されます。他の処理は無視して終了します。
  153.  
  154. -q
  155.     -kq で指定した文字が行の先頭にあれば引用文と判断し、全てのオプショ
  156.     ンを無視して、そのままにします。行単位で有効です。-kq を省略した時
  157.     は、意味を持ちません。
  158.  
  159. -b [base_position]
  160.     左マージンの既成値を指定。指定したポジションから始まる文を前の行と
  161.     連続させる。値を指定しないか、0 を指定した時、マージン値を自動算出
  162.     します。-ml を指定している時は併用をお勧めします。(フィルタとして
  163.     使っている時はこの自動算出の機能は働きません(*))
  164.  
  165. -d TMP_directory
  166.     テンポラリディレクトリの指定。-bオプションを使った時、テンポラリフ
  167.     ァイルを作りますが、この時ファイルを作るディレクトリを指定します。
  168.     指定されたディレクトリ上に"$txf$(1).$$$","$txf$(2).$$$" の2つのテ
  169.     ンポラリファイルが作成されることがあります。もしファイルが存在すれ
  170.     ば上書きされ、終了時に削除されるので注意してください。-dが指定され
  171.     ていなければ環境変数TMPを参照します。TMPが存在しなければ、TXF.exe 
  172.     のあるディレクトリに作られます。
  173.  
  174. -e old_string [new_string]
  175.     文字の置き換え。置換文字列を指定します。旧文字列、新文字列の順に指
  176.     定します。新文字列は省略可。(旧文字列が削除されるだけになります)
  177.     300個の処理を1度に行うことが出来ます。ただ、処理は非常に時間が
  178.     かかるので注意してください。-qが指定されていると-kqで指定した文字で
  179.     始まる行は置換対象外です。
  180.  
  181. -ep,-es (#)
  182.     TXFが持つ文字列の置換ルーチンは2種類あり、このどちらを使うか選
  183.     択します。-epは並列置換(Parallel)、-esは直列置換(Series)をそれ
  184.     ぞれ使うことを指定します。何も指定しなければ-ep が指定されていると
  185.     仮定します。並列置換と直列置換の違いは後述します。一番最後に指定さ
  186.     れた物が有効になります。
  187.  
  188. -s [separate_charactor]
  189.     文字列を囲む時に使うセパレート半角文字を指定します。デフォルトは「"」
  190.     コマンドファイル内で効果を持ちます。「#」は指定することが出来ません。
  191.     指定した時の動作は不定です。
  192.  
  193. -lcx [wildcard...] (#)
  194.     そのあとに指定された単数あるいは複数のワイルドカードに一致するファ
  195.     イルを探し、行数とバイト数を標準出力に流します。これが指定された時
  196.     は他の一切の指定は無視されます。出力形式は、10文字ごと右詰めで論理
  197.     ライン数、表示ライン数、バイト数、33文字目からファイルネームと続き
  198.     ます。V1.10cからは、ファイルネームの後ろのカッコ内に1行80
  199.     文字換算にした時の表示行数が表示されます。複数指定時、ワイルドカー
  200.     ドで2つ以上のファイルがあった時、一番下にトータルが表示されます。
  201.  
  202. -kl string , -kf string
  203.     -klはぶら下げ禁則をする文字の設定、-kfは掃き出し禁則をする文字の設
  204.     定です。全角、半角を共に指定してください。標準DEFファイルの中で
  205.     指定されています。必要に応じて書き換えてください。
  206.  
  207. -kq string
  208.     -qオプションのための文字を指定します。指定していなければ-qオプショ
  209.     ンは意味を持ちません。標準DEFファイルの中で指定されています。必
  210.     要に応じて書き換えてください。
  211.  
  212. -v [0|1|2]
  213.     処理内容を表示します。0~2が有効です。0の時は何も表示しません。1の
  214.     時は置換中と、整形中のみ表示します。2の時は1の上にどの様な文字列の
  215.     置換中かも表示します。デフォルトは0です。-vだけなら1が指定されたも
  216.     のと仮定します。指定方法は[-v 2]と数字を離しても、[-v2] と離さなく
  217.     ても構いません。標準添付のDEFファイル内では1が指定されています。
  218.  
  219. -a
  220.     今までに指定された全てのスイッチを無効化します。DEFファイルが不
  221.     要な時これを指定することによって取り消す事が出来ます。ただし、-kf,
  222.     -kl,-kqの設定はクリアされません。
  223.  
  224. -rz
  225.     テキストファイルのEOF(End Of File)コード(ctrl-Z)を取り除きます。
  226.  
  227. -rb
  228.     V1.36から、出力ファイル名と同じファイルが存在している時、その
  229.     ファイルを拡張子".BAK"に変更して、出力するようになっていますが、そ
  230.     のようなファイルのバックアップが不要な時、これを指定すれば、バック
  231.     アップファイルは作られません。
  232.  
  233. -npcut file.log [file00.npb] (#)
  234.     ファイルの中にNAPLPSコードが入っていればそれを抽出します。複数のフ
  235.     ァイルになる可能性があるので、その時はファイル名の最後の文字コード
  236.     を足して新しいファイル名にします。指定するファイル名は数字で終わる
  237.     ことをお勧めします。開始コードは16進で1b,26,36,41終了コードは1b,
  238.     26,36,40を見ています。現在、NIFTYが付加しているセッションコー
  239.     ドは取り除くようになっていますので、データだけが抽出されますが、将
  240.     来NIFTYがセッション用のコードを変更した時は、正常に動かない事
  241.     があります。そのような時、或いは他のネットワークなどが付加している
  242.     コードについては、報告していただければ考慮しますが、必ずサポートさ
  243.     れるとは限りません。これはTXFとは別にNPCUT V1.7として
  244.     公開している物と同等の機能と考えて差し支えありません。V1.43b
  245.     から NIFTY-ServeのNAPLPS天気予報を綺麗に切り出せるようにレベルアッ
  246.     プしています。
  247.  
  248. -p
  249.     半角文字が奇数個続いて全角文字に文章が継続した時、半角文字列の最後
  250.     に半角スペースを挿入し、行末のずれを無くします。半角文字の最後が行
  251.     末で終わるような時は付加されません。この機能は、文章を意図的に修正
  252.     するので、思わぬアクシデントの可能性があります。注意してください。
  253.     全角文字を使って文章を書いている時、所々に半角文字が入っていると、
  254.     行末で半角1文字分ずれてくる行があり、結構見苦しい事があります。そ
  255.     のような時の為のスイッチです。
  256.     
  257.  
  258.  
  259. (*) 標準入力から入力する時はマージン値を必ず指定してください。
  260.  
  261. (#) 本家TXFのみの機能です。元祖TXFでは使う事が出来ません。
  262.  
  263.   システムメッセージは全てstderrに出力していますので、リダイレクトでき
  264. ません。全てのパラメータは大文字小文字を区別しません。なお、現在のバー
  265. ジョンではパラメータの数が最大1000個までに制限されます。
  266.  
  267.  
  268. ●文字列の指定の方法
  269.  
  270.  -k? -e では後に文字列を指定しなければならないのですが、コマンドライン
  271. 上では使えない文字があります。そのような文字は書式変換コードに従って、
  272. 他の文字列で代用します。コマンドファイルの中では、文字列をセパレート文
  273. 字(デフォルトは「"」 ダブルクォーテーション)で囲む事により、より自然な
  274. 指定の仕方が出来ます。しかし、セパレート文字自身やリターンコードなどは
  275. 表現出来ないのでそれらの文字を表現する時は、コマンドファイル中でも書式
  276. 変換文字列で代用します。コードについては、添付されている、txf.syn を見
  277. てください。
  278.  
  279.  
  280. ●置換指定について
  281.  
  282.   V1.32からは、置換方法が順次直列方式から並列置換に処理が変更され
  283. ています。これにより、多数の置換を一括して行う場合には置換速度が飛躍的
  284. に向上していますが、反面、思いがけない弊害が起こります。全く違う文字列
  285. を置換する時は正常に置換されますが、例えば、SAMPLE2.TXF のように、置換
  286. 元の文字列が、重なっていた場合、思いがけない結果になることがあります。
  287. 内部的な処理では、テキストを一致検索し、完全に一致した時点で新文字列を
  288. 挿入するという方法を取っています。このような弊害を回避する為には直列置
  289. 換スイッチ[-es] を指定してください。
  290.  
  291.  
  292. ●コマンドファイル
  293.  
  294.   コマンドファイルはいつも使うような物や、定石を保存しておく為にありま
  295. す。コマンドファイルはパラメータのどこに書いても良く、その部分に読み込
  296. まれます。(優先順位がある時注意した方が良いでしょう)カレントディレク
  297. トリが不明の時はフルパスで指定した方が無難です。拡張子が".txf"の時は省
  298. 略することも出来ます。指定されたファイルが見つからない時はエラーになっ
  299. て止まります。
  300.  
  301.  
  302. ●TXF.DEFについて
  303.  
  304.   TXF.EXE があるディレクトリの中にTXF.DEF というファイルが存在すれば、
  305. 何も指定しなくともデフォルトのコマンドファイルとして読み込みます。別に
  306. 無くてもエラーにはなりませんが、使い方によっては便利だと思います。これ
  307. はコマンドラインよりも先に読み込まれます。しかし、環境変数TXFDEFが設定
  308. されている場合は、それを参照してそのディレクトリから探します。上の条件
  309. よりも優先されます。この時TXFDEFはディレクトリを指定しても直接ファイル
  310. 名を指定しても構いません。ファイル名が指定されていた時は、そのファイル
  311. をDEFファイルとしてアクセスしますのでその場合は、ファイル名がTXF.DE
  312. F で無くても構いません。
  313.  
  314. (注意)TXF.EXEをリネームして利用される時は、読み込まれるDEF
  315. ファイルの名前も変わってきます。具体的には、ファイル名が同じの、拡張子
  316. が「.DEF」になったものが読み込まれます。(環境変数TXFDEFが指定され
  317. ていない時のみです。)
  318.  
  319.  
  320. ●環境変数
  321.   V1.40 からは環境変数を指定することによって定義ファイルの場所を変更出
  322. 来るようになっています。
  323.   TXFDEF  は最初に読み込まれるDEF ファイルの設定です。以前は起動された
  324. TXF と同じディレクトリにあったTXF.DEF が読み込まれていましたがTXFDEFを
  325. 指定することによって、別のファイルを読み込ませることが出来ます。
  326.  
  327. SET TXFDEF=F:\BIN\DEF
  328.  
  329. などと指定しておけばそのディレクトリの中にあるTXF.DEF を参照します。
  330.  
  331. SET TXFDEF=F:\BIN\DEF\TEXT.TXF
  332.  
  333. として、ファイル名まで指定しておけば、TEXT.TXFと言うファイルをDEF ファ
  334. イルとして読み込みます。
  335.   TXFPATH はコマンドファイルが置かれているディレクトリを指定します。以
  336. 前はフルパスで指定する必要があったものが、ディレクトリ名の指定を省略出
  337. 来るようになりました。
  338.  
  339. SET TXFPATH=F:\BIN\TXF
  340.  
  341. としておけば、TXFを使う時、
  342.  
  343. txf @text
  344.  
  345. とすれば、F:\BIN\TXF\TEXT.TXF がコマンドファイルとして読み込まれます。
  346.   さらに環境変数TMP でテンポラリディレクトリが指定されていれば、テンポ
  347. ラリファイルをそのディレクトリに作成します。この点について、以前と-dの
  348. 仕様が変更されていますので、注意してください。
  349.   これらの環境変数はAUTOEXEC.BAT内で指定しておくと便利です。
  350.  
  351. (参考)
  352. SET TXFUSER=ハンドル (本家TXFのみ)
  353.  
  354.   この環境変数は、FAPXのログ参照機能からHPのコメントを書く時に題
  355. 名抽出をTXFが行うのですが、この時、ハンドル名自動挿入機能が働きます。
  356. FAPXのデフォルトでは「RE:題名<ハンドル」 となるのですが、好みによ
  357. り「ハンドル:RE:題名」とすることも出来ます。(オートパイロットの若干の
  358. 変更が必要です。)詳細はFAPXのドキュメントを参照してください。(も
  359. しかすると、切替えスイッチが出来ているかも知れません。)
  360.  
  361.  
  362. ●VZ-Editor用マクロについて
  363.  
  364.   VZ-Editor から使えるマクロを、えんでんさん(NIFTY:GFF00430)に作って
  365. いただきました。その本体と使い方のドキュメントを書いた"TXF_VZ.DOC"を添
  366. 付しています。"VZ.DEF"内に組み込むなどしてお使いください。私自身愛用し
  367. ていますが、ブロック指定の整形が出来たりして、単独で使うよりもはるかに
  368. 便利に使うことができます。
  369.  
  370.  
  371. ●TXF使いこなしガイドについて
  372.  
  373.   TXFは余りにも複雑なスイッチがたくさんあり、ドキュメントを読んだだ
  374. けではどういう使い方をしたら便利に使えるのか良く分からないと思います。
  375. そこで具体的な使用例などを示しながら、TXFを簡単に使いこなせるように
  376. なる、「TXF使いこなしガイド」を添付しております。これについてもえん
  377. でんさん(NIFTY:GFF00430)に作っていただきました。一時期、NIFTY-Serve F
  378. FMHOBを震撼させた話題(問題)作を本体のバージョンアップに合わせて加
  379. 筆したものです。
  380.  
  381.  
  382. ●本家TXFと元祖TXFの違い
  383.  
  384.   本家TXFには、普段はあまり使わない機能やTOWNS+MOPTERM
  385. +FAPXで通信しない方には不要な機能などが多く含まれています。そのよ
  386. うな物が必要ない方の為にそれらの機能を削って、清書関係に機能を絞ったシ
  387. ェイプアップバージョンを作成しました。それが元祖TXFです。具体的に削
  388. 除した公開している機能は-npcut,-lcx と直列置換用のモジュールとそれに伴
  389. い意味の無くなったスイッチ-ep,-es です。FAPX用の非公開の機能も削除
  390. してありますので、元祖TXFはFAPXからは使えなくなっています。注意
  391. してください。
  392.  
  393.  
  394. ●異常終了
  395.  
  396. 次のような時に異常終了します。
  397. ・無効なオプションを指定した時。
  398. ・ディスクの書き込み禁止、容量不足。
  399. ・メモリ容量不足。
  400.  
  401.  
  402. ●使用例(詳しくは使いこなしガイドをみてください。)
  403.  
  404. TXF txf.doc -t 4 -mr 72 -l 76 -ml 3 -q -b 3
  405.   左に3文字間を開けて表示されます。(基本的に70文字目で折り返し、ひとま
  406. とまりのアルファベットや半角文字は最高76文字目まで延長されます。この時
  407. その直後に"。"や"、"等があっても禁則されません。72文字目の時は禁則処理
  408. されます) TXF.DEFがあればそれも読み込みます。
  409.  
  410. TXF -a -n -e \n \n\n -i txf.doc -o new.doc
  411.   文書整形機能は使わず、入力ファイルを1行置きのテキストにします。
  412.   TXF.DEFは使いません。
  413.  
  414. TXF -a -e \\ -n -i txf.doc -o new.doc
  415.   文書整形機能は使わず、入力ファイル内の、'\'を全て取り除きます。
  416.   TXF.DEFは使いません。
  417.  
  418.  
  419. ●禁則処理
  420.  
  421.   -kl で指定した文字について、についてぶら下げ処理しています。
  422.   -kf で指定した文字について掃き出し処理をしているはずです。
  423.   デフォルトでは何も登録されていません。
  424.  ここで、指定する文字列に"A-D" などとすると、内部で"ABCD"に展開
  425. されます。また、-kl,-kf 両方に指定した時、それらを半禁則文字と呼ぶとし
  426. ます。半禁則文字だけで構成された文字列が文章中にあった時、それらの文字
  427. 列が基本行末(-mr) 以前で始まっていた時は、ぶら下げ禁則文字と判断して基
  428. 本行末では改行されずに最高、拡張行末(-l)まで禁則処理が続きます。しかし、
  429. 基本行末あるいは、禁則処理によって拡張されている途中の基本行末以降に半
  430. 禁則文字あるいは半禁則文字列が見つかった場合にはぶら下げ禁則文字とは判
  431. 断されずに改行されます。アルファベットなどひとまとまりの単語を構成しそ
  432. うな種類の文字列を指定していれば便利かと思います。
  433.  
  434.  
  435. ●バグを見つけた時や要望は...
  436.  
  437.   NIFTY-Serve:PFG02442/<Nakatani>まで報告していただければ幸いです。
  438.   或いは、直接作者まで連絡出来ない状況の場合には本プログラムを転載され
  439. た方まで報告していただいて、間接的に連絡をくださっても結構です。本プロ
  440. グラムを転載される方はこのような場合には出来るだけ私に連絡してくださる
  441. ようお願いします。また、バグフィクスや機能アップが行われている最新版の
  442. 転載にもご協力ください。
  443.  
  444.  
  445. ●コンパイラ
  446.  
  447.   LSI-C86 V3.30 試食版を用いてコンパイルしました。
  448.  
  449.  
  450. ●動作確認
  451.  次の機種に於いて、動作確認あるいは動作報告を戴いております。
  452.  
  453.  FM-TOWNS 全機種
  454.  FMR-50/60/70
  455.  FM-Notebook(NB1)
  456.  FMR-CARD
  457.  PC-H98modelU80(ハイレゾモード)
  458.  PC9801FA/DA/RA
  459.  PC9801NS/T
  460.  PC9801VX
  461.  PC286VG
  462.  DynaBook(J-3100SS)
  463.  
  464.  DOSはV3.1以上をご利用ください。V2.11などでは正常に動作し
  465. ません。また、V5.0(DOS5)での動作は確認されておりません。動作
  466. 報告をお待ちしております。
  467.  
  468.  
  469. ■著作権など
  470.  
  471.   このプログラム本体(TXF.EXE) に関する著作権は、T.Nakatani(NIFTY-Serve
  472. :PFG02442/<Nakatani>) が保有します。"TXF_VZ.DOC","TXFGUIDE.DOC" に関す
  473. る著作権は、えんでんさん(NIFTY-Serve:GFF00430)が保有します。これらのプ
  474. ログラムなどに対して、著作権者は責任を一切負いません。保証もしません。
  475. メンテナンスも必要で無いかぎり行いません。たとえ必要であっても、義務は
  476. 無いものとします。また、"TXF_VZ.DOC","TXFGUIDE.DOC" と、サンプルの多く
  477. については、著作者のえんでんさんの許可に基づきT.Nakataniが代理アップし
  478. ています。また、T.Nakataniの独断による再配付の許可も戴いております。
  479. (TXF本体と同等の扱いに於いて、T.Nakataniの許可での再配付が可能です。)
  480.  
  481.       All Right Reserved, Copyright (C)  T.Nakatani  1992-1993
  482.       All Right Reserved, Copyright (C)  えんでん    1992
  483.  
  484.  
  485.  
  486. ★謝辞
  487.  
  488.  Yama-chanさん(NIFTY:PEE01244)には、初期の頃から、助言、バグだし等をし
  489. ていただきました。また、えんでんさん(NIFTY:GFF00430)には、貴重な意見を
  490. いただいた上に、数多くのコマンドファイルのサンプルを作っていただきまし
  491. た。Vzエディタ用のマクロもえんでんさんの手に依る物です。また、バグだ
  492. しにも多大な協力をいただきました。モップさん(NIFTY:PFF00570)にはNAP
  493. LPSデータの仕様などについて親切な助言をいただきました。深く感謝して
  494. おります。
  495.  TXFは次の方々に大きなバグにも目を瞑ってテストに協力していただきま
  496. した。
  497.   Yama-chanさん(NIFTY-Serve:PEE01244)
  498.   えんでんさん (NIFTY-Serve:GFF00430)
  499.   フェイスさん (NIFTY-Serve:VFA03257)
  500.   DORAGONさん  (NIFTY-Serve:GBH00541)
  501.   山先さん     (NIFTY-Serve:GHH01217)
  502.   -なる-チャン (NIFTY-Serve:PGA01332)
  503.   だいへいくん (NIFTY-Serve:GDH03105)
  504.   JINXさん (NIFTY-Serve:PED00201)
  505.   doubtさん    (NIFTY-Serve:HAC01216)
  506.   RENCHANさん  (NIFTY-Serve:HFB02053)
  507.  
  508.   (順不同)
  509.   そしてこのソフトを使っていただいている皆さんに感謝します。
  510.  
  511.  
  512. ○更新履歴(この中でRelease となっている物が公開版です。それ以外は作者
  513.       のメモと考えていただいて差し支えありません。)
  514.  
  515. 1991/
  516. 12/09 v0.01 -i -o -l -r
  517. 12/13 v0.02 -t -c
  518. 12/20 v0.03 -x -ml -mr -q -?
  519. 12/23 v0.04 -b -d
  520. 12/29 v0.05 -q Bugfix
  521.  
  522. 1992/
  523.  1/14 rename TXF v1.00 , 禁則処理に ! と ? を追加
  524.  1/18 v1.01  -r Bugfix 
  525.  1/20 v1.01a Bugfix Version No. / Release
  526.  1/26 v1.01b Bugfix 。、 process
  527.  1/30 v1.02  -e (Exchange strings)
  528.  2/ 5 v1.10  -e 拡張 & command file  Bugfix -q process
  529.  2/ 9 v1.11  -f -n format/noformat
  530.  2/11 v1.20  -lcx LCXの機能を吸収
  531.  2/11 v1.21  TAB展開フィルタとして使えるようになった
  532.  2/21 v1.25  -k?? -s Vup -lcx Bugfix etc.
  533.  2/27 v1.29  -kl -kfに統一 Bugfix (-e,-k?,@,TXF.DEF) Remake -lcx
  534.  3/ 1 v1.29e Bugfix
  535.  3/ 3 v1.29f Bugfix
  536.  3/ 6 v1.30  -v viewmode / 置換時にも-qが有効になるようにした。
  537.  3/11 v1.30a 一部文字化けしていたバグを修正
  538.  3/12 v1.31  -v Bugfix -lcx Remake -e(\x) Bugfix -? Remake (new)-kq
  539.  3/14 v1.31b -lcx Bugfix
  540.  3/14 v1.31c (-e -q) Bugfix
  541.  3/15 v1.31d Default値の変更,creditの変更 / Release
  542.  3/29 v1.32  -e 置換方法の全面的な変更
  543.  3/29 v1.32b -v 表示の変更
  544.  3/31 v1.36  (new) -a -rz -rb -es -ep
  545.  3/31 v1.36a -v 拡張
  546.  4/ 1 v1.36b -e Bugfix
  547.  4/ 1 v1.36c -d Bugfix option switch Bugfix etc.
  548.  4/ 3 v1.36d Switch Bugfix
  549.  4/ 5 v1.36e -a Bugfix / Release
  550.  4/20 v1.37a (new) -io
  551.  4/23 v1.37b -io 拡張 / Release
  552.  4/30 v1.37c -dlib 出力形式変更
  553.  5/11 v1.38a FAPX用新機能追加(^^;) 週間FTOWNS対応 -f Bugfix
  554.  5/18 v1.39  (new) -npcut etc.
  555.  5/21 v1.39b -npcut Bugfix etc.
  556.  5/31 v1.39g -npcut Bugfix etc. / Release
  557.  6/27 v1.40a 環境変数 TXFDEF,TXFPATHに対応
  558.  7/ 1 v1.40b 環境変数TMPが設定されていないと正常に動かないバグを修正
  559.  7/19 v1.41- (new)-z(仮称) コマンドファイルの読み込み方法を変更
  560.  7/21 v1.41~ Bugfix etc.
  561.  7/23 v1.41a -z→-p
  562.  7/26 v1.41b -log RE:re:Re:対策
  563.  7/27 v1.41c -pが-qを無視していたバグを修正 / 機能縮小版の作成
  564.  8/12 v1.41d -d Bugfix / Release
  565.  9/20 v1.41e -log FAPX新方式対応 Re*2:対策
  566.  9/26 v1.42α-log 新システム対応
  567. 11/ 3 v1.42b CATLOG対応強化 /Release
  568. 11/ 9 v1.42b'-lcx 見やすくした
  569. 11/29 v1.42c -log 機能強化(HP関係)&Bugfix(題名抽出) / TXF_VZ.DOCの機能強化
  570. 12/30 v1.43b -log パティオ関係バグ修正 / -npcut NAPLPS天気予報対応
  571.  
  572. 1993/
  573.  2/18 v1.43c 0xffのコードがあった時のバグ修正 / 0x0dのコードの取扱に関するバグ修正
  574.  
  575.  
  576.                       PFG02442  <Nakatani>
  577.